不妊の原因(男性)・前立腺炎

前立腺炎とは

不妊における男性側での主な原因は、造精機能障害に起因する精子の質の問題です。また精子自体に問題がなくても、射精に障害があれば、女性の体内に届かず不妊の原因となります。造精機能障害に起因する原因のうちのひとつは前立腺炎です。

前立腺の中で炎症が生じている状態で、細菌に起因するものと、そうでないものがあります。長時間のデスクワークや自転車の操作のほか、ストレスや飲酒なども要因となります。この病気があると精液の成分が変化し、精子の運動能が低下して不妊症の原因になることがありますが、精子自体に異常が起こるわけではありません。

前立腺炎の症状

下半身を中心に、前立腺とは関連がなさそうな部位も含めさまざまな症状が現れます。頻尿、残尿感など排尿に関する違和感。下腹部や足のつけ根、陰嚢などの痛み、ほかしびれやEDが現れることもあります。

前立腺炎の治療

抗生物質や漢方薬などを用います。通常は4週間以内に症状は治まりますが、長期に渡っての治療期間が必要になることもあります。また、原因がつくられた生活様式を変えることも重要です。