不妊の原因(男性)・停留精巣、精巣炎
停留精巣、精巣炎とはどのような症状
不妊における男性側での主な原因は、造精機能障害に起因する精子の質の問題です。また精子自体に問題がなくても、射精に障害があれば、女性の体内に届かず不妊の原因となります。造精機能障害に起因する原因のうちのひとつは停留精巣(停留睾丸)、精巣炎です。
停留精巣とは
精巣が陰嚢内に下りていない状態のことです。通常、男性は生後6ヶ月前後で精巣は陰嚢内に下りますが、これが起こらないと両側に症状がある場合は特に不妊症につながる恐れがあります。
精巣炎とは
精巣が主におたふく風邪などのウイルスによって炎症を起こしている状態です。大半は児童に発生しますが、感染時期が10代以降だったり、両方に炎症があるときに妊孕性が低まる恐れがあります。
停留精巣・精巣炎の治療
生後6ヶ月を過ぎても停留睾丸の疑いがあるとき、基本的には精巣を固定する手術が行われます。精巣炎について、細菌感染が疑われる場合は、は適切な抗菌薬で治療を行います。