低用量ピル・緊急避妊薬についてFAQ
- 診察などはありますか
- 問診票をご入力していただき、オンラインによる簡単な診察があります。
- 予約・診療は代理人でも可能ですか
- 処方薬の為、本人である必要があります。
- 保険証などは必要ですか
- 当院は自由診療の為必要ありません。
- 未成年・学生でも処方可能ですか
- 処方可能です。また保護者の同意書なども必要ありません。
- 受け取りは代理人または家族でも可能ですか
- 基本的に可能ですが、不在票からの受取が必要な場合もあります。詳しくはこちらをご確認ください。
- 低用量ピルを飲み始めてどれくらいで避妊できますか
- 効果が表れるのはおよそ8日目以降です。
- 長期間ピルを飲み続けると妊娠しにくくなりますか
- 服用しても妊娠しにくくなることはありません。
- 低用量ピルと、緊急避妊薬(アフターピル)の違いは何ですか
- どちらも避妊を目的とすものですが、緊急時に一回だけ服用するか、継続的に使用することで常時避妊の効果を保つのか、の違いがあります。
緊急避妊薬(アフターピル)は避妊を失敗してしまった性行為後(例:コンドームが破れた・望まない性行為だった)に使用します。
低用量ピルは毎日服用する事で、非常に高い避妊の効果が得られます。また、重い生理痛や肌質改善など副次的な作用も期待できます。
■低用量ピルについて
- 低用量ピルとはどのようなものですか
- 低用量ピルは毎日続けて飲むことで、避妊効果を得られます。卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2種類の女性ホルモンを外部から与えることで、排卵や着床を抑える作用があります。避妊の効果はほぼ完全で、コンドームや緊急避妊薬より確実性があります。
- いろいろ種類があるようですが
- 当院で扱う低用量ピルは、有効成分レボノルゲストレルを含むもの(トリキュラーとその後発薬)は不正出血が起こりにくく安定した周期が作りやすいのが特徴、有効成分デソゲストレルを含むもの(マーベロンとその後発薬)は男性ホルモンの抑制効果が高く、大人ニキビなどの改善にも有効です。
- 21錠、28錠どちらを選ぶべきですか
- どちらも目的・効果は同じです。低用量ピルは、毎日21日間飲んだあと7日間の「休薬機関」を設けますが、その間に飲む7錠の無害なダミー薬を含むのが28錠タイプです。ピルは定期的な服用が重要ですので、飲み忘れが気になる方は28錠タイプの使用をおすすめします。
- 低用量ピルの副作用はありますか
- まれに起こる可能性のある血栓症の症状(痛み・腫れ・しびれ、息切れ、脱力・まひ、めまい、失神、目のかすみ、舌のもつれ、など)が現れたらすぐにご相談下さい。
ほか、飲み始めて約3カ月までに、不正性器出血が見られることがありますが、この経過次第で薬を変えてみることがあります。
- 低容量ピルを飲み忘れたらどうすればいいですか
- 1日、2日の場合は当日分+飲み忘れ分を服用します。3日以上服用期間が空いてしまった場合は服用をやめ、医師と相談しましょう。
低容量ピルのQ&Aをさらに見る
■緊急避妊薬(アフターピル)について
- 緊急避妊薬アフターピルは効きますか
- 避妊をせず性行為を行ったあと72時間(3日以内)に服用すれば、高確率で妊娠を防げます。※妊娠阻止率81%(国内臨床成績)、84%(海外臨床成績)
望まない性行為は、体と心の両方に大きな負担がかかります。気になることがあれば、遠慮なくご相談下さい。
- どのように効くのですか
- 有効成分である黄体ホルモンが排卵日の前後にかかわらず、受精卵を作らせないように作用、受精卵が成立してしまっても着床をさせないよう作用します。
- 性行為後、いつ飲みますか
- アフターピルは性行為後72時間以内に1錠飲みますが、できるだけ早い方がよく、性行為後24時間以内が理想的です。72時間以降の服用でも効果は落ちますが、使うことはできます。
- 失敗する場合の原因は何ですか
- アフターピルは服用して2~3時間後に薬の効果が現れ始めます。その間に吐き気と嘔吐があった場合には、成分を十分に吸収できず失敗する可能性があります。
また、服用後すぐに(薬の作用が始まる前に)性行為を行った場合も失敗する場合があります。
- アフターピルの副作用はありますか
- 主な副作用として、不正出血、吐き気、頭痛、乳房の圧迫感、生理不順、傾眠、下腹部痛などがあります。これらは24時間以降に起こることが多く、通常は徐々に改善するのがほとんどですが、長く続く場合はご相談下さい。
- アフターピルをいざという時のために持っておきたいのですが
- 妊娠の可能性につき1回分の処方が原則ですが、嘔吐や紛失の可能性など医師が状況を考慮することがありますのでご相談下さい。