ノルレボ錠は計画的に妊娠を防ぐ薬ではない
「ノルレボ錠の効能又は効果に関連する注意」にある「本剤は、避妊措置に失敗した又は避妊措置を講じなかった性交後に緊急的に用いるものであり、通常の経口避妊薬のように計画的に妊娠を回避するものではない」について、順を追って詳しく解説します。
1. 文章の意味を分解すると
この注意文には大きく2つのポイントがあります:
(1) 「避妊措置に失敗した又は避妊措置を講じなかった性交後に緊急的に用いるもの」
- ノルレボ錠は あくまで緊急避妊薬 です。
- つまり、次のような状況で使う薬です:
- コンドームが破れた
- 避妊薬の服用を忘れた
- 避妊をしていない性交をしてしまった
- ポイント:通常の避妊(計画的に毎回行う避妊)ではなく、「事故的・緊急時の避妊」に使う薬。
(2) 「通常の経口避妊薬のように計画的に妊娠を回避するものではない」
- 低用量ピル(経口避妊薬)は毎日服用することで、計画的に妊娠を防ぐことができます。
- ノルレボ錠は 1回1.5mgの単回投与で、妊娠リスクを一時的に下げるのみです。
- したがって、次の違いがあります:
| 特徴 | ノルレボ錠 | 通常の低用量ピル |
|---|---|---|
| 用法 | 性交後1回のみ | 毎日決まった時間に服用 |
| 効果 | 緊急的に妊娠リスクを下げる | 計画的に妊娠を防ぐ |
| 成功率 | 100%ではない(タイミング依存) | 正確に服用すれば高確率で妊娠回避可能 |
| 目的 | 緊急避妊 | 日常避妊 |
2. 具体的なイメージ
- 緊急避妊(ノルレボ錠)
→ 「避妊に失敗した!」時に飲む薬
→ 服用タイミングによって効果が変わる
→ 100%妊娠を防ぐわけではない - 計画的避妊(低用量ピル)
→ 「毎日飲むことで妊娠を防ぐ」薬
→ 排卵周期を制御して妊娠を避ける
→ 効果はほぼ安定
3. 注意すべき点
- ノルレボ錠は繰り返しの常用避妊法としては推奨されない
- ホルモン負荷が強く、生理周期や体調に影響する可能性がある
- 妊娠防止を確実にしたい場合は、低用量ピルやIUDなどの定期避妊法を検討する
4. まとめ
- ノルレボ錠は 緊急避妊薬
- 避妊失敗や避妊なし性交の後に使う
- 計画的に妊娠を防ぐ薬ではない
- 服用タイミングや体質により効果は100%ではない
ポイント:
緊急避妊薬は「事故の後の保険」、低用量ピルは「日常的な妊娠防止策」と考えると理解しやすいです。







