低用量ピル処方をお考えの方へ

女性に月経があるのは妊娠するためです。身体がそのように機能するのは正常ですが、毎月妊娠することは現実的ではありません。また、月経痛を鎮痛剤や気合いやで乗り切るのはもう止めましょう。低用量ピルは、正しく服用すれば安全でメリットの多いお薬です。決して怖いお薬ではありません
ピルは女性ホルモン働きを利用した経口避妊薬です。副作用を抑えるためホルモンの量を避妊効果が得られる限界まで低用量化されていますが、正しく服用した場合は安全で確実な避妊が可能になります。その名の通り、目的が避妊だけにあると考えられがちなのですが、これ以外にも女性の生活にとって多くのメリットがあります。わたしたち女性は男性に比べると、良い面は目をつむったとしても、生理、妊娠のほか、化粧、用便などやはり不便が多いと感じられないでしょうか。ピル(低用量)は避妊のほかに次のような効能を期待して使うことができます。

1.適切な服用で99%以上の避妊成功率
2.月経痛・月経過多がおさえられる
3.吹き出物の防止など肌質の改善
4.月経前症候群PMSの緩和
5.大事な予定に備え月経日のコントロールが出来る
6.長期服用による好ましい作用と、将来の妊娠に備えるケア
※これらは低用量ピルの効果についての説明です。望まない妊娠が迫っているなど緊急時はこちら

日本でのピル(低用量)の使用率は約3%弱と低いのですが、女性の社会進出がすすみ、自分の身は自分で守るという教育がごく早い時期から徹底されている(*flora FemCampでご紹介)欧州では特に、日本の10倍程度と、その普及がすすんでいます。痛みや不快感、将来への不安も和らぎ、わたしたちの生活の質は各段に向上します。自分の身体に振り回せられることなしに、もっとピルを上手に使ってゆきましょう。

適切な服用で99%以上の避妊成功率

低用量ピルは避妊を目的とし、女性の体内で分泌される女性ホルモン(卵胞ホルモンと黄体ホルモン)と同じホルモンを人工的に合成したものを主成分とした錠剤です。当初はホルモン量の多い薬剤が使われていましたが、のちに効果は維持しつつ副作用の少ない低用量ピルが主流となりました。ピルを飲むと体内の女性ホルモン濃度が高まるので、脳が妊娠したと錯覚し、排卵がなくなります。ほかにも精子の子宮内への侵入を抑制したり、子宮内膜を薄くして受精卵が着床しづらくしたりと、これらの複合的な作用で避妊が成功します。くわしくは→

月経痛・月経過多がおさえられる

通常は排卵に向けて卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌量が増加しますが、ピルにはそれが配合されているため、脳がエストロゲンの分泌をしなくてもいいと判断し排卵が止まります。通常であれば排卵後は受精に備え、子宮内膜を厚くするために黄体ホルモン(プロゲステロン)が分泌されますが、ピル服用中は排卵していないのでプロゲステロンも分泌が減少し、子宮内膜は厚くならずに月経量が減少、そのため痛み・出血が抑えられ、貧血も防ぐことができます。くわしくは→

吹き出物の防止など肌質の改善

低用量ピルとはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)という2種類の女性ホルモンが含まれます。自身のホルモンの分泌のバランスが整えられるため、男性ホルモンが優位になることでできる吹き出物など肌荒れの改善が期待できます。いくらケアしてもニキビや肌荒れがよくならない人という方は試す価値があります。くわしくは→

月経前症候群(PMS)の緩和

生理の3~10日位前になると起こる不快な症状です。症状は心身両面にわたり非常に多彩で、人によっても、月によっても、また程度の重さも異なります。生理時はホルモン量の *大きな変化で、身体をコントロールする自律神経がバランスが崩れがちになるのですが、ピルを服用すると女性ホルモンのバランスを一定に保つことができるため、これらの症状から解放が期待できます。くわしくは→

大事な予定に備え月経日のコントロールが出来る

大事な仕事、試験や試合、旅行やデートの日など、できれば月経日に当たってほしくない日があると思います。ピルでホルモンを調整することにより、月経を予定を前後に調整することが可能です。また、月経周期について、月に1回生理がきていれば周期は正常ですが、一週間以上もずれが発生する場合を月経不順とよび、これもピルの定期的な服用でその改善を期待することができます。くわしくは→

長期服用のメリットと将来の妊娠に備えるケア

低用量ピルを服用中は排卵が抑えられる状態が続くのですが、これに伴う体内の状態の変化が、子宮内膜症や子宮がんなどに対しそれらの発生を抑える状態あることがわかっています。
妊娠・出産は人生の一大事です。ご自身にとって最適な状態や時期に妊娠できれば、その後のライフプランも描きやすくなります。望まない妊娠をさけるということも一つの方法です。これを他人まかせにせず行えるのが低用量ピルです。また、卵巣が徐々に硬くなり毎月の排卵がうまくいなかい体質の方は、毎月の服用で卵巣を柔らかく保たせることにより、ご自身の身体を将来の妊娠に備えておくこともできます。くわしくは→

ピルを避妊目的に使うだけではもったいない。生理だからしょうがないと、不快な症状を諦めて受け入れる必要はありません。鎮痛剤や根性で乗り切ろうと考えるのももう止めましょう。低用量ピルは正しく服用すれば安全でメリットの多いお薬です。がまんはやめて自分の身体と快適につきあいましょう。
低用量ピルとは

※以上は低用量ピルの効果についての説明です。望まない妊娠が迫っているなど緊急時はこちら