大事な予定に備え月経日のコントロールが出来る

毎月いつ始まるかわからない月経を心配しながらナプキンなどを常に準備し、月経が多い場合にはずれや漏れなどを気にしなければならないのは、社会生活を送るうえで大変な負担です。低用量ピルを服用することで月経周期が整いますので、*消退出血が規則的に起こることになり、予定がたてやすくなります。また、
結果的に出血量が減りますので、生理用品の管理も大変しやすくもなります。(*消退出血:低用量ピルを使用すると排卵が起こりませんので、本来の月経にあたる部分を消退出血と呼び、その量も少なくなります)
また、大事な仕事や試験、旅行やデートなど、生理日にあたってほしくないと望んでいる方も多いと思います。生理の周期は約28日(25日~40日程度)とされていますが、低用量ピルの服用は心身の不調からまれに起こる月経のずれを修正して、その周期を安定させることができます。さらに使用方法によっては、生理日をずらすことも可能です。低用量ピルの服用で、月経にしばられず、もっと自由で快適に過ごすことができます。

大事な日と生理が重なった

月経日を早めたい場合

月経を早めたい場合には、ずらしたい月経の一つ手前の月経が始まってから1週間から5日目までに低用量ピルの服用を開始します。2週間以上低用量ピルを服用したあと、それをやめた時点から2~3日後に月経がはじまります。この方法は、ずらしたい一つ前の生理開始から低用量ピルを開始する必要があるため、ある程度日程の余裕が必要です。

月経日を早めたい

月経日を遅らせたい場合

生理を遅らせるためには、ずらしたい月経予定日の5〜7日前から一般的には中用量ピルの服用を開始し、それをやめると2~3日で次の月経が始まります。当院では中容量ピルの扱いがありませんので(低用量・高容量(緊急時用))ピルのみの扱い)これをご希望の場合はドクターにご相談下さい。月経日を遅らせたい