薬剤ごとの性欲変化一覧表

「薬剤ごとの性欲変化一覧表(女性版)」です。女性特有のホルモン環境・感情調整・社会的抑制を前提に、性欲亢進/性欲低下の両方向を明確に整理しています。


薬剤ごとの性欲変化一覧表(女性版)

① ドパミン作動薬(最重要・頻度高)

項目 内容
代表薬 プラミペキソール、ロピニロール、ロチゴチン
主作用 ドーパミンD2/D3刺激
性欲変化 強い性欲亢進
特徴的行動 ・性的妄想増加・ポルノ/恋愛チャット依存・感情的な恋愛衝動
女性特有のサイン 「恋している感覚」「愛情が止まらない」
注意点 本人は病的と認識しにくい/可逆性あり

② 抗うつ薬(SSRI / SNRI / NaSSA)

項目 内容
代表薬 パロキセチン、セルトラリン、エスシタロプラム、ミルタザピン
主作用 セロトニン調整
性欲変化 低下が多いが亢進もあり得る
特徴的行動 ・性的抑制低下・情緒的な距離感消失
女性特有のサイン 排卵期でないのに性欲上昇
注意点 双極性素因では躁転型性欲亢進に注意

③ 抗精神病薬(部分アゴニスト)

項目 内容
代表薬 アリピプラゾール、ブレクスピプラゾール
主作用 ドーパミン部分刺激
性欲変化 亢進する例あり
特徴的行動 ・衝動的恋愛・性+買い物の同時亢進
女性特有のサイン 自信過剰・魅力誇大化
注意点 「抗精神病薬=性欲低下」という誤解

④ 気分安定薬

項目 内容
代表薬 リチウム、バルプロ酸、ラモトリギン
主作用 神経興奮抑制
性欲変化 低下〜不変
特徴 ・性欲減退・感情平板化
女性特有の影響 月経不順(特にバルプロ酸)
注意点 中断後の反跳性性欲亢進に注意

⑤ ADHD治療薬(刺激薬)

項目 内容
代表薬 メチルフェニデート、リスデキサンフェタミン
主作用 ドーパミン・NA増加
性欲変化 亢進 or 抑制の二極
特徴的行動 ・性的過集中・恋愛依存傾向
女性特有のサイン 感情×性の一体化
注意点 用量・排卵期で変動大

⑥ ホルモン製剤(女性特有・重要)

項目 内容
代表 ピル(OC/LEP)、黄体ホルモン製剤
主作用 排卵・ホルモン抑制
性欲変化 低下が多い
特徴的行動 ・性的関心低下・感情的鈍麻
女性特有のサイン 「好きなのに欲が出ない」
注意点 種類変更で改善する例あり

⑦ テストステロン関連(例外的だが重要)

項目 内容
使用例 性機能障害治療、オフラベル
性欲変化 著明な亢進
特徴的行動 ・攻撃性+性欲上昇
女性特有のサイン イライラ+性的衝動
注意点 血中濃度管理必須

⑧ 抗不安薬・睡眠薬(ベンゾ系)

項目 内容
代表薬 ロラゼパム、アルプラゾラム
主作用 抑制解除
性欲変化 抑制低下型亢進
特徴 ・判断力低下による性的逸脱
女性特有のサイン 「流されやすさ」
注意点 アルコール併用で増悪

女性版・特に重要な見分けポイント

観点 薬剤性
発症 薬開始・変更後
自覚 「自分でも変」
恋愛感情 不自然に強い
排卵期 無関係でも起きる
中止・調整 改善しやすい

重要メッセージ(女性向け)

  • 性欲変化は人格ではなく薬理作用
  • 女性は「恋愛感情」として誤認しやすい
  • 早期共有=トラブル回避