PMSとPMDDの「症状の出方の違い」

「症状の出方の違い」は、どこに強く出るかどのくらい生活に影響するか がポイントです。


PMS(月経前症候群)の症状の出方

  • 身体的症状と精神的症状がどちらも出る
  • 例:
    • 身体 → 頭痛、むくみ、乳房の張り、腹痛、眠気
    • 心 → イライラ、気分の落ち込み、集中力低下
  • 強さ:不快感はあるが、仕事や学校は続けられるレベル

PMDD(月経前不快気分障害)の症状の出方

  • 精神症状が中心で、とても強い
  • 例:
    • 激しい怒り、抑うつ、不安、緊張、涙もろさ
    • 感情がコントロールできず、人間関係に衝突が起きやすい
  • 強さ:日常生活や社会生活に大きな支障をきたす(仕事に行けない、人付き合いができない など)

違いをイメージで整理

  • PMS → 「体にも心にも不調が出るが、耐えられる範囲」
  • PMDD → 「心の不調が圧倒的に強く、うつ病に似た状態になる」

 

PMS: 体(○)+心(△) → どちらも不調だが軽〜中程度  
PMDD:体(△)+心(◎) → 特に心の症状が重く、生活に支障