写酵素阻害剤

「写酵素阻害剤」とは、通常 「逆転写酵素阻害剤(Reverse Transcriptase Inhibitors, RTI)」 を指します。
HIV治療において中心的な薬剤群です。


逆転写酵素とは

  • HIVは レトロウイルス で、自身のRNAを宿主細胞内でDNAに変換する必要があります。

  • この変換を担うのが 逆転写酵素(Reverse Transcriptase)

  • 逆転写酵素を阻害すれば、ウイルスの複製が止まり、感染拡大を防げます。


逆転写酵素阻害剤の分類

大きく2つに分かれます

1. ヌクレオシド/ヌクレオチド系逆転写酵素阻害剤(NRTI/NtRTI)

  • DNAの材料に似た構造を持つ「偽の核酸」を投与し、逆転写酵素がこれを取り込むとDNA合成が途中で止まる。

  • 例:ジドブジン(AZT)、ラミブジン(3TC)、テノホビル(TDF/TAF)、アバカビル(ABC)

2. 非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤(NNRTI)

  • 酵素そのものに直接結合し、構造を変化させて機能を止める。

  • 例:エファビレンツ(EFV)、リルピビリン(RPV)、ドラクルビリン(DOR)


特徴

  • HIV治療の基本骨格:現在も必ずNRTIが2剤以上レジメンに含まれる

  • 耐性の問題:単剤では耐性が生じやすいため、必ず併用療法(cART, HAART)

  • 副作用に注意:NRTIは骨髄抑制や乳酸アシドーシス、NNRTIは皮疹や中枢神経症状など


現在の臨床での位置づけ

  • 初回治療は「インテグラーゼ阻害剤(INSTI)+NRTI2剤」が標準。

  • NNRTIは以前よりは使用が減ったが、特定の症例やリソースが限られる環境では今も重要。

 

アフターピルと併用ができない薬 - ウィメンズヘルスケアオンライン

アフターピルと併用ができない薬 併用禁忌薬はいくつかあります アフターピル使用前に使用中の薬を医師に申告して下さい