ノルレボ錠の効能又は効果:完全に妊娠を阻止することはできないとは?

「ノルレボ錠の効能又は効果に関連する注意」にある「本剤投与により完全に妊娠を阻止することはできない」について詳しく解説します。


1. この表現の意味

ノルレボ錠(レボノルゲストレル)は緊急避妊薬であり、性交後に妊娠を防ぐために使います。しかし、100%妊娠を防げるわけではない、という意味です。

  • つまり、服用しても「避妊に失敗する可能性はある」ということです。
  • 緊急避妊薬はあくまで「妊娠のリスクを下げる」薬であって、通常の避妊法のように絶対的に妊娠を防ぐものではありません。

2. 避妊失敗が起こる理由

  1. 排卵のタイミングが既に過ぎている場合
    • ノルレボ錠は主に「排卵の抑制」によって妊娠を防ぎます。
    • もし性交時にすでに排卵が起きていると、薬を服用しても排卵は止められず、受精が起こる可能性があります。
  2. 服用タイミングが遅い場合
    • 効果は性交後できるだけ早く(理想は24時間以内、最大72時間)に服用するほど高くなります。
    • 遅れると効果が低下し、妊娠する可能性が増します。
  3. 個人差
    • 体重やホルモンの代謝能力によって血中濃度が変わるため、同じ服用量でも効果に差が出ることがあります。
  4. 薬の制限
    • 吐き気や嘔吐で薬が吸収されない場合、十分な効果が出ないことがあります。

3. 実際の避妊成功率

服用タイミング 避妊成功率(妊娠を防ぐ確率)
性交後24時間以内 約95%
性交後48時間以内 約85%
性交後72時間以内 約80%前後
72時間以上経過 効果はほぼ低下

これを見るとわかる通り、どんなに早く服用しても100%ではないことが明示されています。


4. 注意点

  • ノルレボ錠を服用した場合も、妊娠の可能性が完全にゼロになったわけではないので、次回の月経や妊娠検査で確認する必要があります。
  • 妊娠を完全に避けたい場合は、子宮内避妊具(IUD)などより高い効果の緊急避妊法を検討することがあります。

5. まとめ

  • 「本剤投与により完全に妊娠を阻止することはできない」とは、緊急避妊薬は妊娠のリスクを下げるだけで、100%妊娠を防ぐものではないという注意です。
  • 避妊失敗のリスクがあることを理解したうえで、服用後の妊娠確認や適切な避妊法の検討が重要です。