HPVは性別に関係なく感染しますが、感染部位やがん化リスクの高い部位が男女で異なります。
男女別:HPV関連がんリスク一覧
| がんの種類 |
主な性別 |
主な原因となるHPV型 |
HPV関連の割合(目安) |
コメント |
| 子宮頸がん |
女性 |
高リスク型:16型、18型(+31、33、45など) |
約99% |
HPV感染がほぼ全ての原因。定期検診とワクチンで予防可能。 |
| 外陰がん |
女性 |
高リスク型:16型、18型など |
約40〜50% |
閉経後女性にも見られる。発見が遅れやすい。 |
| 膣がん |
女性 |
高リスク型:16型、18型など |
約70〜75% |
子宮頸がんと同様の型が関与。稀ながん。 |
| 陰茎がん |
男性 |
高リスク型:16型(他に18、31など) |
約40〜50% |
包茎や慢性炎症がリスクを高める。HPVワクチンで予防可能。 |
| 肛門がん |
男女共通(特に同性間性交男性で多い) |
高リスク型:16型 |
約90% |
男女ともに増加傾向。HPV16型が主原因。 |
| 中咽頭がん(喉の奥) |
男女共通(特に男性) |
高リスク型:16型 |
約60〜70% |
性的接触(オーラルセックス)を介して感染。非喫煙者でも発症あり。 |
| 口腔がん・舌がん |
男女共通 |
高リスク型:16型 |
約30% |
飲酒・喫煙との複合要因。HPV陽性例は増加中。 |
HPV関連がんの性別別割合(世界データ目安)
| 性別 |
HPV関連がんの主部位 |
HPV関連がん全体に占める割合 |
| 女性 |
子宮頸がんが圧倒的多数(約85〜90%) |
約8〜10%(全女性がん中) |
| 男性 |
咽頭がん・肛門がん・陰茎がんが主 |
約1〜2%(全男性がん中) |
予防のポイント
| 対策 |
内容 |
対象 |
| HPVワクチン(シルガード9など) |
HPV16、18、31、33、45、52、58、6、11型を予防 |
男女とも有効 |
| 子宮頸がん検診 |
細胞診・HPV検査の定期受診(20歳以上推奨) |
女性 |
| 肛門がん・咽頭がんの早期発見 |
症状(出血、痛み、しこり、のどの違和感など)を軽視しない |
男女共通 |
| 安全な性行動 |
コンドーム使用やパートナー数の管理で感染機会を減らす |
男女共通 |