喫煙との関係
喫煙者がピルを使用する時の注意
ピル使用者のなかで喫煙者は心血管疾患、特に心筋梗塞のリスクが高くなります。心筋梗塞のリスクは喫煙とピルの服用の相乗効果の様相を呈し上昇するとも考えられています。WHOなどで定める適格基準では35歳未満の喫煙者は概ね服用可能、35歳以上で15本/1日以上の人は禁忌としています。禁煙すると1~5年をかけて心血管疾患のリスクは下がるとされ、禁煙1年以内であれば「他に適当な方法がない場合服用可能」、禁煙1年以上が経過すれば「一般的には服用可能」としています。また、電子タバコからの影響についてはまだ報告が蓄積されている途中で、電子タバコとピルの併用は必ずしも安全とはいえず、注意が必要とされています。