抗てんかん薬との併用
抗てんかん薬とピル併用時の注意
性腺から分泌される性ホルモン(ピルの有効成分も含む)は、CYP3A4(Cytochrome P450 3A4)と呼ばれる、主に肝臓にある酵素によって代謝されます。このためピルと、CYP3A4誘導作用を持つ薬剤と併用するとピルの効果が減弱する可能性があります。したがって、フェニトイン、カルバマゼピン、フェノバルビタール、プリミドン、トピラマート、オクスカルバゼピンなどの抗てんかん薬を長期に服用している場合には、ピル以外の避妊法も考慮する必要があります。また、同じく抗てんかん薬であるラモトリギンとピルとを併用すると、ピルがラモトリギンの代謝を早め、効果を減弱させる可能性があり注意が必要です。