ピルの効果に影響を及ぼす薬
ピルの効果を強める・弱める薬
低用量ピルは有効成分として女性ホルモンが含まれています。低用量ピルには、併用するとピルの作用に影響を及ぼす薬が一部あります。このうちピルの作用に影響を及ぼす薬は次の通りです。
低用量ピルの効果を強める
・解熱鎮痛薬(アセトアミノフェン)、抗真菌薬(イトラコナゾール)など
上記の薬は低用量ピルの作用を増強することがあります。この「増強」は効果のほかに、副作用の増強も含みますので、それぞれの使用前には注意が必要です。このうちアセトアミノフェンは市販の風邪薬などにも含まれる一般的なもので、知らないうちにピルと併用してしまっているかもしれません。どんな薬も使用前に医師に相談して下さい。
低用量ピルの効果を弱める
・一部の抗てんかん薬、抗結核薬、抗HIV薬、および抗生物質
上記の薬は、服用することで低用量ピルの代謝が早まり、より早く体外へ排出されてしまう可能性があります。このため避妊の効果が落ちたり、不正出血が起こる可能性があります。これらの薬を服用することになった場合は医師に相談して下さい。