卵巣予備能

卵巣予備能とはどのようなもの?

卵巣予備能とは、卵巣に残っている卵子数のことです。子宮の両側にそれぞれある卵巣の中には、卵子のもとになる原始卵胞(卵子とそれを包み込む袋状の細胞の集合)が存在しています。胎児は一生分の原始卵胞を持ちながら生まれてきます。生まれた後は、排卵や、排卵を伴わない卵胞の萎縮から徐々に数は減っていき、途中で増えることはありません。

原始卵胞から成熟卵胞へと発育し、排卵として卵胞の中に存在する卵子が卵巣の外に排出されます。およそ1000の卵胞が同時に発育するとき、そのうち排卵に至るのは1つだけです。卵胞の数は月経のたびに少なくなりやがて閉経を迎えます